あなたは毎日笑って
過ごせているでしょうか。
せっかく生まれたのですから
苦しみを上手く扱って、
楽しく快適に生きていきたいですよね。
今回はそのための
『苦しみの解消法』を
お伝えしていきます！
人間には色んな苦痛があるのですが、
「四苦八苦（しくはっく）」
という言葉は見事に
人間の苦しみを表しています。
四苦八苦は
人間には8種類の苦しみがある
としています。
今回は、分かりやすくするため、
四苦八苦を元に考えていきます。
「四苦八苦する」というのは、
日常会話でも
時折聞くことがあります。
その本来の意味合いですが、
仏教から来ており
四苦は「生・老・病・死」です。
つまり、
・生まれたこと
・老いること
・病気になること
・死ぬこと
これはこの世に生まれた
全員が辿る道で
最先端の科学を駆使しても、
誰も逃れることはできません。
あなたもこの世に生まれてきて
この話に辿り着いていますし、
やがて病気にかかって
いつかは死んでしまいます。
この苦しみからは
誰も逃れられない
ということですね～。
そして、残りの四苦は
・愛別離苦（あいべつりく）：
愛する人と別れなくてはいけないこと
・怨憎会苦（おんぞうえく）：
会いたくない人に会わなければならないこと
・求不得苦（ぐふとくく）：
求めた結果が得られないこと
・五蘊盛苦（ごうんじょうく）：
肉体と精神が思うようにならないこと
というものです。
これも誰にでも
当てはまりますね。
悲しい別れがあったり、
思ったように結果が得られなかったり、
全部思い通りにいった
という人はやはり一人もいません。
さて、よく見てみると
最初の生老病死の四苦は
「肉体的な苦しみ」と解釈できます。
生まれることも、年を取ることも
病気になることも、死ぬことも、
全て肉体に起こることですね。
そして、残りの四苦はどれも
「精神的な苦しみ」です。
会いたい人に会えない、
期待が外れてしまったなど、
どれも精神的な苦しみです。
そのように捉えると、
人間は肉体的な苦しみと
精神的な苦しみを持っている
ということになりますね。
さて、この四苦八苦への
解決方法ですが、
それは語源を辿ると
秘密が隠されています。
実は・・・
日本語の四苦八苦の「苦」は、
サンスクリット語の
『ドゥッカ：dukkha』から
訳されているんです。
そして、ここからが本題ですが
このドゥッカは本来、
「苦しみ」という意味ではないんです！
四つの苦しみ、
八つの苦しみ、
という意味ではなかったのです。
では、それが何かと言うと、
苦しみというよりは
『自分ではどうしようもできないこと』
という意味です。
これを踏まえて
もう一度だけ、
四苦八苦を見つめてみましょう。
・生まれてきたこと
・老いていくこと
・病気になること
・死ぬこと
・愛する人と別れること
・嫌な人に会わなければならないこと
・求める結果が得られないこと
・肉体と精神が思うようにならないこと
これは全部
自分の意思では
どうしようもできないこと
になっていますよね！
そうなんです。
実は苦しいと思うものは、
人間の意思では
「どうにもならないこと」なんです。
そしてここに気付いて
無駄な考え方で執着をしないだけで、
あなたの人生は
全てが楽に変わっていきます。
苦しみがなくなるのではなく
苦しみではなくなるのです。
生きていると色々ありますが、
どうしようもできないことを
頭の中で無限に考えて
永遠に悩み続けていないでしょうか。
一度、言葉の思考を離れて
今、目の前の物をただ見ると
「苦しみ」というものは
明らかに存在していません。
過去も未来も思わず、
現象の中に溶け込んでいる
ある分だけを見つめていきましょう。
あなたが思考の全てを捨てた時、
思いがけないほど
世界は輝いています。
絶対に思い通りにならないことを
何とかしようと執着するのは、
今からやめにしましょう。
苦しみは存在しないという
現実の正体を明らかにして、
楽しく生きていきましょう(*^^*)
